Prottでスマホアプリの提案をしてみる
今日は、スマホアプリのプロトタイピングについてです。
私は元々がシステムエンジニアなので、会社員時代はあんまり企画とか提案とかデザインとかやっていませんでした。
しかし今は独立しましたので、基本的にその辺も全部一人でやるか誰かに外注しなくてはいけません。
そうは言っても、注文が取れて予算がある案件はともかく、まだ提案や企画の段階では外注するようなお金はあんまり使いたくありませんよね・・・。しかも外注すると自分でやるよりどうしてもスピード感が遅くなってしまいますし。
最近、ありがたいことにスマホアプリの提案をする機会を頂く事が出来ましたので、いい機会ですし自分でスマホアプリのUIプロトタイプを作ってみる事にしました。
そこで今回試してみたのがProttというWEB上でUIプロトタイプが作れるツールです。
ここがすごいぞPrott
その1 実機スマホでデモができる
この機能は正直言って唸ります。提案する時ってのは相手に「おお、このアプリすげー!欲しい!!」って思って頂くことが受注につながると思うのですよ。
そこで実際のアプリ上で動く物を見せられると、こんな感じのアプリが出来るのかとすごいイメージしやすいし「このアプリ欲しい!」と思わせられると思うのですね。多分、パワポ100枚書くよりこっちの方が提案力高いと思います。
※まあ、実際は色々説明のためにパワポも書くんですが。
その2 ワイヤーフレーム
Prottにはワイヤーフレームという機能があって、作成したプロトタイプのある部分をタップすると別の画面に実際に遷移させたりと、動きを加えることができます。
これもインパクトがあって提案に強いです。
下手したら、もう殆ど完成品じゃないかと錯覚させる事ができる(かもしれない)です。
提案の時だけに限らず、画面設計の段階においても上記の機能たちは強力です。
だいたいアプリを開発していて上手くウォーターフォールで開発出来ることが少なく、出戻りが発生する事が多い理由というのが、要件定義や設計の段階で要件がちゃんと決められないのが原因の一つだと思うのですね。
で、どうして決められないかというと、ものがまだ出来ていない段階で完成形のイメージがつかないというのが大きな理由だと思います。
だから完成間近になって「これ欲しかったものと違う!」って事がよく起こってしまうわけです。
まあ、実際のシステムの要件っていうのは画面だけではないので、UIプロトタイピングだけで上記の問題を全て解決できるわけではないですが、少なくとも画面に関する部分だけでも手戻りを少なく出来ると大分工数が節約できるでしょう。
今回は提案ですので、見た目を魅力的にするためにUIのパーツに関しては割と手間をかけて素材を作ることにしました。
Prottの中にも元から簡単なコンポーネントがあるのですが、見た目がシンプルなので設計には使えますが魅力的に見せるために実際の素材画像を使うことにします。
基本的に無料や有料の素材を持ってきて、フォトショやイラレで加工してボタンなど素材を作り、Prott上にアップロードしていきました。
ここら辺の素材は実際に受注できた暁にはデザインの実装時にももちろん使うことができます。(外部から貰ってきた素材に関しては著作権や利用規約には十分ご注意下さい)
料金的な事を言うと、30日の無料トライアルの後はワイヤーフレーム機能が使えるProプラン辺りで月額3900円あたりが妥当な所ですかね。
>Prott料金表
まあ、これで受注が出来れば全然安いので頑張って提案成功させたいと思います。
注文取れるといいな〜。