PhpStormで始めるLaravel Framework

      2016/02/29

今日はサーバー側の開発について。
タイトルにあるPhpStormというのはPHP用の開発ツールですが、Android Studioなどと同じIntelliJベースの開発ツールで非常に使いやすくおすすめです。
年間9,828円(初年度)〜5,832円(継続3年目以降)ほどしますが、30日間の無料体験版やアカデミックライセンスもあるので是非試してみて下さい。
間違いなく値段以上の価値はあると思います。

一方Laravel Frameworkというのは、これから日本でもデファクトスタンダードになるであろうPHPのフレームワークです。
海外ではすでに圧倒的なシェアで、日本でもCakePHPのシェアをそのうち抜いていくでしょう。

今回は、上記ペアでProjectを作成する所まで紹介できればなと思います。

通常、Laravel Frameworkを始めるためにはComposerをインストールする必要があるのですが、PhpStormではProject開始時にComposerを自動でダウンロードする事ができるので、この手順は不要です。(ほら、PhpStormって便利でしょう^^)
ちなみに、もちろん既にインストールしてあれば、そちらのComposerを使用することもできます。

なので、まずはPhpStormをダウンロードしてインストールを行います。
サイトに表示されているDOWNLOAD NOWのボタンからトライアル版をダウンロードする事が出来ます。

インストールが終わったら、PhpStormを起動し、メニューから「File > New Project...」を選択します。
以下のダイアログが表示されるので、「Composer Project」を選択して、各項目を選択・入力していきます。スクリーンショット 2016-02-25 10.45.53

Location
Projectを保存する場所です。任意の場所を指定します。
ディレクトリ名がそのままプロジェクト名になります。(画像の例だとuntitled1)

composer.phar
Composerを指定します。既にインストール済みの場合は「Use existing composer.phar」から、Composerのパスを指定して下さい。
ない場合は下の選択肢を選べば自動でダウンロードしてきてくれます。

Package
自動でProjectのひな形となるパッケージを取得してきてくれます。
Laravel以外でもCakePHPのパッケージとかもあるので、色々探してみると便利だと思います。
ここでは「Filter Packages」に「laravel/laravel」と入力し、「Available packages」から該当のものを選択します。
「Version to Install」では、任意のバージョンを選ぶ事が可能です。デフォルトだとおそらく最新版がダウンロードされると思います。
※今日試したところ、バージョンは"5.2.*"でダウンロードされました。

Settings
「Path to PHP executable」に、PHPコマンドのパスを入力してください。
ダウンロードしてない場合はPHPのサイトなどからインストールが必要です。

上記設定が終わったら「Create」ボタンを押すと指定したパスに新しいLaravelのプロジェクトがインストールされます。
Laravelのプロジェクトはプロジェクト内の「public」フォルダがDocumentRootになりますので、ApacheなどのDocumentRootをプロジェクトの「public」フォルダに指定して再起動をお願いします。
localhostにアクセスして、画面に「Laravel 5」と大きく表示されたら成功です。

実はPhpStormには、PHPインタプリタなんて便利な機能があって、PHPファイルを直接ブラウザで表示できるのですがLeravelの場合(というかフレームワークを使う場合)は上手く動かないので上記のように別途Apache等を使用する必要があります。
※PHP一枚のプログラムであればそのまま動くので、そういった場合には非常に便利な機能です。

ひとまず今回は以上になります。
また、気が向いたらLaravelの開発の仕方なども記事にして行けたらと思います。

>気が向いたので次の記事書きました
PhpStormで始めるLaravel Framework (Controller/View編)

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